人間の時間メインビジュアル
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3月ロードショー

Trailer

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世の中は、恐ろしいほど残酷で無情で悲しみに満ちている。
残酷な行為に関するニュースが、世界中で毎日報道されている。
自分自身のことを含め、どんなに一生懸命人間を理解しようとしても、混乱するだけでその残酷さを理解することはできない。そこで私は、すべての義理や人情を排除して何度も何度も考え、母なる自然の本能と習慣に答えを見つけた。
自然は...人間の悲しみや苦悩の限界を超えたものであり、最終的には自分自身に戻ってくるものだ。私は人間を憎むのをやめるためにこの映画を作った。
人間、空間、時間…そして人間。
キム・ギドク
人間という名の欲望が暴走する

世界三大映画祭を制した狂才キム・ギドクが描く衝撃のディストピア!

世界三大映画祭を制した狂才キム・ギドクが描く衝撃のディストピア!

カンヌ(『アリラン』ある視点部門最優秀作品賞)、ヴェネチア(『うつせみ』監督賞)、ベルリン(『サマリア』監督賞)と、世界三大映画祭を制覇し、近年では『殺されたミンジュ』、『The NET 網に囚われた男』など、政治的メッセージが際立つ作品を発表し続けている韓国の異端児キム・ギドク。第68回ベルリン国際映画祭(2018)のパノラマ・スペシャル部門招待作品としてプレミア上映され、賛否両論を巻き起こした最新作の待望の日本公開が決定した。
様々な年齢と職業の人間が退役した軍艦に乗り合いクルーズ旅行をする中で、海を航海していた軍艦が異次元に辿り着くことにより、取り残された乗客たちが生き残りをかけて様々な悲劇的事件を起こしていく様を描いた、ギドク史上最も不穏で過激なファンタジー作品。強烈な表現で常に物議をかもすギドクが、極限状態の中で道徳と倫理を越えてむき出しになる欲望を通して人間の深淵を描き出した本作は、人類の持つ暴力性と自然の摂理を突きつけてくる。善悪の境界線が揺らぐディストピアに希望はあるのか――。

藤井美菜×チャン・グンソク×オダギリジョー 日韓の人気俳優たちによる豪華競演!

藤井美菜×チャン・グンソク×オダギリジョー 日韓の人気俳優たちによる豪華競演!

主人公のイヴ役を日本と韓国を行き来しながら精力的な活動をしている藤井美菜、アダム役を甘いマスクで韓国のみならず日本でも高い人気を誇るチャン・グンソクが体当たりで熱演している。そしてイヴの彼氏役としてキム・ギドク監督と親交の深いオダギリジョーが特別出演。また、謎の老人を演じたデビュー63周年となる韓国の国民的俳優アン・ソンギ、カメレオン俳優と言われる実力派イ・ソンジェ、アクション俳優としても評価の高い個性派リュ・スンボム、ミュージカルでも活躍するソン・ギユンなど、日韓の豪華キャスによる競演も見どころである。

STORY

休暇へ向かうたくさんの人々を乗せ、退役した軍艦が出航する。 乗客には、クルーズ旅行にきた女性(藤井美菜)と恋人のタカシ(オダギリジョー)、有名な議員(イ・ソンジェ)とその息子(チャン・グンソク)、彼らの警護を申し出るギャング(リュ・スンボム)たち、謎の老人(アン・ソンギ)など、年齢も職業も様々な人間たちがいる。大海原へ出た広々とした船の上で、人々は酒、ドラッグ、セックスなど人間のあらゆる面を見せる。荒れ狂う暴力と欲望の夜の後、誰もが疲れて眠りにつき、船は霧に包まれた未知の空間へと入る――。
翌朝、自分たちがどこにいるのかわからず、そこから出られるのかもわからない状況に唖然とする人々は、生き残りをかけて悲劇的事件を次々に起こしていく。
モザイク場面写真
モザイク場面写真

CAST

藤井美菜 (イヴ)  Mina FUJII as Eve

藤井美菜 (イヴ)  Mina FUJII as Eve

藤井美菜藤井美菜
代表作
2016『デスノートLight up the NEW world』(監督:佐藤信介)
2016『もっと猟奇的な彼女』(監督:チョ・グンシク)
2014『女子―ズ』(監督:福田雄一)
2014『MONSTERZ モンスターズ』(監督:中田秀夫)
2010『恐怖』(監督:高橋洋)

チャン・グンソク (アダム) JANG Keun-suk as Adam

チャン・グンソク (アダム) JANG Keun-suk as Adam

チャン・グンソクチャン・グンソク
代表作
2014『キレイな男』(テレビシリーズ、監督:イ・ジェサン、チョン・ジョンファ)
2011『きみはペット』(監督:キム・ビョンゴン)
2009『美男ですね』(テレビシリーズ、監督:ホン・ソンチャン)
2008『赤ちゃんと僕』(監督:キム・ジニョン)
2008『ベートーベン・ウィルス』(テレビシリーズ、監督:イ・ジェギュ)
2007『楽しき人生』(監督:イ・ジュニク)
―第10回ウーディネ極東映画祭

アン・ソンギ (謎の老人)  AHN Sung-ki as The Old Man

アン・ソンギ (謎の老人)  AHN Sung-ki as The Old Man

アン・ソンギアン・ソンギ
代表作
2016『殺戮にいたる山岳』(監督:イ・ウチョル)
2014『REVIVRE』(日本未公開、監督:イム・グォンテク)
―第71回ヴェネツィア国際映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門
―第39回トロント国際映画祭 マスターズ部門
―第65回ベルリン国際映画祭 批評家週間
2012『折れた矢』(監督:チョン・ジヨン)
―第14回ウディネ極東映画祭 コンペティション部門
2011『第7鉱区』(監督:キム・ジフン)
―第24回東京国際映画祭 特別招待
―第44回シッチェス・カタロニア国際映画祭 ファンタスティック・パノラマ部門 フォーカス・アジア部門
2003『シルミド/SILMIDO』(監督:カン・ウソク)
1999『NOWHERE ノーウェアー』(監督:イ・ミョンセ)
―第14回福岡アジア映画祭 最優秀作品賞

イ・ソンジェ (アダムの父親/政治家)  LEE Sung-jae as Prominent Politician

イ・ソンジェ (アダムの父親/政治家)  LEE Sung-jae as Prominent Politician

イ・ソンジェイ・ソンジェ
代表作
2016『嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~』(テレビシリーズ、監督:パク・シンウ)
2002『公共の敵』(監督:カン・ウソク)
―第7回ファンタジア映画祭 フェイシーズ・オブ・コリア
2000『ほえる犬は噛まない』(監督:ポン・ジュノ)
―第29回ロッテルダム国際映画祭 長編コンペティション部門
1999『アタック・ザ・ガス・ステーション!』(監督:キム・サンジン)

リュ・スンボム (ギャングのボス) RYOO Seung-bum as Gangster Boss

リュ・スンボム (ギャングのボス) RYOO Seung-bum as Gangster Boss

リュ・スンボムリュ・スンボム
代表作
2016『The NET 網に囚われた男』(監督:キム・ギドク)
―第73回ヴェネツィア国際映画祭 シネマ・ネル・ジャルダーノ部門
―第41回トロント国際映画祭 マスターズ部門
2014『私の親しい悪党』(監督:イム・サンス)
―第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭 オービタ部門
2012『ベルリンファイル』(監督:リュ・スンワン)
―第67回エディンバラ国際映画祭 フォーカス・オン・コリア
2010『生き残るための3つの取引』(監督:リュ・スンワン)
―第40回ロッテルダム国際映画祭 パノラマ部門
―第61回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門
2004『クライング・フィスト』(監督:リュ・スンワン)
―第58回カンヌ国際映画祭 監督週間
―第40回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 アナザー・ビュー部門

ソン・ギユン (船長)  SUNG Ki-youn as Captain

ソン・ギユン (船長)  SUNG Ki-youn as Captain

ソン・ギユンソン・ギユン
代表作
2016『太陽の末裔』(テレビシリーズ、監督:イ・ウンボク)
2016『シグナル』(テレビシリーズ、監督:キム・ウォンソク)

オダギリジョー (イヴの恋人)  Joe ODAGIRI as Eve’s Boyfriend

オダギリジョー (イヴの恋人)  Joe ODAGIRI as Eve’s Boyfriend

オダギリジョーオダギリジョー
代表作
2016『湯を沸かすほどの熱い愛』(監督:中野量太)
―第40回モントリオール国際映画祭 ワールドシネマ部門
2016『オーバー・フェンス』(監督:山下敦弘)
2014『深夜食堂』(監督:松岡錠二)
―第34回ハワイ国際映画祭スプリング・ショーケース
2011『奇跡』(監督:是枝裕和)
―第36回トロント国際映画祭 マスターズ部門
―第59回サン・セバスティアン国際映画祭 コンペティション部門
2011『マイウェイ 12,000キロの真実』(監督:カン・ジェギュ)
―第62回ベルリン国際映画祭 パノラマ・スペシャル
2009『空気人形』(監督:是枝裕和)
―第62回カンヌ国際映画祭 ある視点部門

キム・ギドク監督

キム・ギドク監督

プロフィール

1960年生まれ。パリでアートを勉強した後、韓国に帰国し、脚本家としてのキャリアをスタートさせる。1996年に低予算映画『鰐~ワニ~』で監督デビュー。
2000年の『魚と寝る女』がヴェネチア国際映画祭をはじめ数々の国際映画祭で絶賛され、「世界のキム・ギドク」として注目される存在になる。それ以降、その難解なキャラクター、衝撃的な映像、他に類を見ないメッセージで、批評家と観客から称賛された。
だが、08年の『悲夢』以降、一時映画界から姿を消す。3年後、隠遁生活を送る自分を撮ったセルフ・ドキュメンタリー『アリラン』を発表。2011年カンヌ国際映画祭ある視点部門最優秀作品賞を獲得し、2004年ベルリン国際映画祭(監督賞『サマリア』)、2004年ヴェネチア国際映画祭(監督賞『うつせみ』)と、世界三大映画祭での受賞という快挙を成し遂げる。続く実験作「アーメン」の後、久々の本格的劇場映画『嘆きのピエタ』が、ヴェネチア国際映画祭で、韓国映画初となる最高賞・金獅子賞に輝いた。低予算と短期間撮影をモットーとするギドク映画は、衝撃的なストーリーラインと暴力性から、とかく物議を醸す一方で、新作への期待度も増幅。
その後も、韓国で上映制限された問題作『メビウス』、異色サスペンス『殺されたミンジュ』と健在ぶりを発揮。近年では『STOP』『THE NET 網に囚われた男』と、政治的メッセージが際立つ作品を発表。

フィルモグラフィー

  • 『The NET 網に囚われた男』(2016)
    第73回ヴェネチア国際映画祭 ネルジャルディーノ部門出品、第41回トロント国際映画祭出品、第17回東京フィルメックス オープニング上映
  • 『STOP』(2015)
  • 『殺されたミンジュ』(2014)
    第71回ヴェネツィア国際映画祭: ヴェニス・デイズ部門出品
    オープニング上映 & 作品賞受賞
  • 『メビウス』(2013)
    第70回ヴェネチア国際映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門出品
  • 『嘆きのピエタ』(2012)
    第69回ヴェネチア国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門 金獅子賞受賞
  • 『アーメン』(2011)
    第59回サンセバスチャン国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
  • 『アリラン』(2011)
    第64回カンヌ国際映画祭 ある視点部門 ある視点賞受賞
  • 『悲夢(ヒム)』(2008)
    第56回サンセバスチャン国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
  • 『ブレス』(2007)
    第60回カンヌ国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
  • 『絶対の愛』(2006)
    第41回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 オープニング上映作品
  • 『弓』(2005)
    第58回カンヌ国際映画祭 ある視点部門オープニング上映作品
  • 『うつせみ』(2004)
    第61回ヴェネチア国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品 銀獅子賞(監督賞)ほか3部門受賞
    国際批評家連盟による年間最優秀作品に選出
  • 『サマリア』(2004)
    第54回ベルリン国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
    銀熊賞(監督賞)受賞
  • 『春夏秋冬そして春』(2003)
    第56回ロカルノ国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
    ジュニア審査員賞、ドン・キホーテ賞(国際シネクラブ連盟賞)、CICAE/ARTE賞(国際芸術映画館連盟賞)、 NETPAC賞(アジア映画振興機構賞)受賞
  • 『コースト・ガード<未>』 (2001)
    第38回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
  • 『悪い男』(2001)
    第52回ベルリン国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
  • 『受取人不明<未>』(2001)
    第58回ヴェネチア国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
  • 『リアル・フィクション』(2000)
    第26回モスクワ国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
  • 『魚と寝る女』(2000)
    第57回ヴェネチア国際映画祭 オフィシャルコンペティション部門出品
  • 『悪い女<未>』(1998)
    第49回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門出品
  • 『ワイルド・アニマル』(1997)
    第17回バンクーバー国際映画祭
  • 『鰐~ワニ~』(1996)

劇場

前売り特典
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