金曜ロードショーのオープニングの意味は?細田守監督が映画との出会いを表現

日本テレビで毎週放送される「金曜ロードSHOW!」ですが、何人もの女性が集まるオープニング映像がとても印象的です。

中には、「怖い」という意見もあるようですが、このオープニングの意味が気になります。

そこで、「金曜ロードSHOW!」のオープニングの意味、登場人物、制作者や曲についても深掘りします。

目次

金曜ロードショーのオープニングの意味は?

『映画との出会い』

「金曜ロードSHOW!」のオープニングは、『映画との出会い』が表現されています。

現在の「金曜ロードSHOW!」のオープニングは、2018年7月20日から放送されています。

改めてオープニングを見てみましょう。

少女が光の差し込む扉を開けると、1人の淑女が振り返り部屋の中にいるたくさんの女性や動物もこちらを見て微笑んでいます。

30秒ほどの映像ですが、昔のフィルム映画のようなかくかくとした動きや曲が雰囲気を醸し出しています。

このオープニングを制作したのは、「時をかける少女」などでお馴染みの監督・細田守さんです。

MANTANWEBより

細田守さんはインタビューでこのオープニングについてこのように話していました。

今の若い人ってどうやって映画に出会うんだろう?と思って、その「映画との出会いの最初の場」みたいなものが、「金曜ロードSHOW!」だったらいいだろうなって、思ったんですよね。
引用:コミックナタリー

このオープニングには、これから始まる物語を前に映画との初めての出会いの場面が表現されているのですね!

インスピレーションは「カイロの紫のバラ」

細田守監督がこのオープニングを制作するにあたってイメージしたのは、1985年の映画「カイロの紫のバラ」という作品なのだといいます。

カイロの紫のバラ

「カイロの紫のバラ」
≪あらすじ≫
田舎町に住む一人の女性がある映画に衝撃を受け、何度も映画を見ていると主人公が女性に恋をしてスクリーンを飛び出す。前代未聞の出来事に、観客、フィルム内の人物すら唖然とし、やがて大騒動が巻き起こるファンタジック・ラブストーリー。
≪監督≫ ウディ・アレン 
≪出演≫ ミア・ファロー、ジェフ・ダニエルズ、ダニー・アイエロ、エドワード・ハーマンほか

この映画の主人公は、1本の映画をきっかけに人生が変わるような経験をしています。

「金曜ロードSHOW!」のオープニングには、これまで映画と出会っていなかったような子が運命的な作品に出会う前の扉を開ける場面がイメージされているのです。

ストーリーの設定

オープニング映像は、「カイロの紫のバラ」からインスピレーションを受け、エジプトのカイロでのストーリーになっています

エジプトのカイロで秘密のプライベート映画サロン・映画祭を主催している女性支配人。
その秘密の映画祭には世界中の映画の主演女優たちがいて、サロンを仕切る女性支配人が入ってきた若い女の子を手招きして導く。

「金曜ロードSHOW!」より

椅子に座る淑女が女性支配人で、周りの大勢の女性は世界中の映画の主演女優だったのですね。

確かに、よく見ると肌の色など多国籍で、女優らしく美しい女性ばかりであることが分かりますね!

金曜ロードショーのオープニング登場人物のキャラ設定

オープニング映像で登場する人物にもしっかりとキャラクター設定があります。

最初に扉に入っていく少女、扉の先の女性支配人などがそれぞれどんな人なのかを見てみます。

女子高生の「ミア」

「金曜ロードSHOW!」より

最初に登場する光のさす扉に入っていく少女は女子高生のミアです。

「ミア」は、カイロの紫のバラの主人公を演じた女優ミア・ファローから名前をとったということです。

ミアにはこんなキャラクター設定があります。

名前 ミア
年齢 17歳
趣味 写真アプリで世界の名所の写真を見ること
    映画を見ること(でもお金がなくてよく行けないのが悩み)
得意なこと 各地の方言

いつか世界各地を旅したいと思っていて、中でもエジプトに憧れを持っているのだといいます。

肩に乗る動物「アンク」

ミアの肩に乗る動物は「アンク」というのだそうです。

「金曜ロードSHOW!」より

「アンク」は種類も詳細も不明で、時間や空間を超越した能力を持っているという不思議な動物です。

映像で見ていると小さくてリスのような動物に見えましたが、アップにするとツタンカーメンのような見た目をしていますね。

淑女は「ターニャ」

ミアが扉を開けると振り返り微笑む淑女は「ターニャ」といいます。

「金曜ロードSHOW!」より

「ターニャ」はエジプトのカイロでプライベート映画祭を開催する伯爵夫人です。

謎が多い女性ですが、映画への愛が強く世界各地の映画祭に現れ、世界中の女優や俳優などと交流があるらしいということは分かっています。

謎の動物アンクを世界各地に遣わし、若い才能に映画との出会いを与えることに生きがいを感じているとのことです。

実は、このキャラクターには具体的なモデルが存在しており、その人物というのがこちらのターニャ(谷生俊美)さんです。

読売新聞オンラインより

見覚えがあるという方もいるかもしれませんが、ターニャさん(谷生俊美)は、「news zero」にコメンテーターとして出演していました。

オープニング制作時は「金曜ロードSHOW!」のプロデューサーを担当していました。

過去にはエジプトのカイロ支局に勤務していた経験があったため、オープニング制作の打ち合わせの際に、細田守監督はターニャさんにエジプトについて聞いていたそうです。

そうしているうちに、細田監督の中で自然とターニャさんがモデルになっていったのでしょうね。

どことなく、アニメーションのターニャさんと実物のターニャさんは似ているようにも見えます。

「未来のミライ」スタッフが集結して制作

この「金曜ロードSHOW!」のオープニングの制作にあたっては、細田守監督が「未来のミライ」を作り終えたスタッフ達を呼び止めてお願いしたのだそうです。

名前担当代表作品
細田守監督おおかみこどもの雨と雪、バケモノの子、未来のミライ
森川聡子キャラクターデザイン・作画未来のミライ、猫の恩返し、ひるね姫~知らないワタシの物語~
上條安里美術設定サマーウォーズ、OZ、未来のミライ
大森崇美術監督思い出のマーニー、バケモノの子、未来のミライ
伊賀大介衣装おおかみこどもの雨と雪、モテキ、バクマン、未来のミライ
高木正勝音楽おおかみこどもの雨と雪、バケモノの子、未来のミライ

そうそうたるメンバーで制作されており、力の入りようが分かります。

オープニング曲の歌は上白石萌歌

金曜ロードSHOW!のオープニングで特徴的なのが独特な曲です。

この曲は「Era」というタイトルで、女優の上白石萌歌さんが歌っています

上白石萌歌Instagramより

上白石萌歌さんも「未来のミライ」で主人公の声を担当していたことから、オープニング曲の歌を務めることになったのだそうです。

優しくもあり、どこか悲しくも聞こえるあの曲と歌が、オープニング映像の雰囲気をより高めています。

金曜ロードSHOW!のオープニングは、「未来のミライ」のメンバーそのままが、映画並みに力を入れて作っていたことが分かります。

まとめ

金曜ロードSHOW!のオープニングについて、意味やストーリー設定、登場人物などを調べてみました。

30秒の映像の中には、しっかりとストーリーや登場人物のキャラクター設定があり、細田守監督が、思いを込めて映画並みに力を入れて作ったということが分かりました。

今ではお馴染みになっているオープニングですが、改めて見てみるとその世界観に引き込まれます。

金曜ロードSHOW!を楽しみつつも、オープニングにもぜひ注目してみてください。

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